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台湾 政治人物調査

今日という日は1947年2月28日から70年。台湾では非常に大切な記念日でしょう; 二・二八事件から70年が経過した。蔡英文政権にとっては初めての大きな記念日となります。

 

今回は、台湾に関連する物事として、TVBS: 国内主要政治人物声望調査(2/9~2/14)を総覧する。

  陳菊 頼清徳 鄭文燦 柯文哲 林佳龍 宋楚瑜 朱立倫 陳建仁
満意 62 58 50

50

46 42 38 36
不満意 17 17 13 28 20 26 27 26
                 
  蘇嘉全 馬英九 蔡英文 林全 洪秀柱 黄國昌 李登輝  
満意 35 33 29 27 27 24 23  
不満意 31 36 47 45 45 48 38  

出典:TVBS 民意調査中心 http://other.tvbs.com.tw/export/sites/tvbs/file/other/poll-center/0602091.pdf

 

例えば、以下の傾向が見受けられる。

1. 民進党系の市長がトップ5を独占

No.1 陳菊(高雄市長)、No.2 頼清徳(台南市長)、No.3 鄭文燦(桃園市長)、No.4 柯文哲(台北市長)、No.5 林佳龍(台中市長)

2. 政権中枢の支持率は今一つ

No.8 陳建仁(副総統)、No.9 蘇嘉全(立法院長)、No.11 蔡英文(総統)、No.12 林全(行政院長)

3. その他の低迷

No.5 宋楚瑜(親民党主席)、N0.6 朱立倫新竹市長)、No.13 洪秀柱(国民党主席)、No.14 黄國昌(時代力量主席)、No.15 李登輝(元総統)

 

まずは、2018年で市長を退任するトップ2の処遇が焦点となるだろうか。

陳菊おばちゃんは高支持率を長期間維持しているが、やはり年齢という制約もあって、蔡英文政権の"駒"となるのが現実的なのかもしれない。

頼清徳は立派な次期総統候補となり得るが、蔡英文が2期務めるとなるとまだ先は長い。

他は高支持率+国民党の低迷を考えると、2022年まで市長に居座ることが可能と予想されるので当面は問題がない。

国民党は朱立倫が頑張らないと、展望が開けない。次期主席になると思われる3候補よりも10歳程度若く、国民党の未来は彼にかかっていると言っても過言ではないような気がする。

そして、時代の趨勢からして意外なのは、黄國昌の低支持率; 緑の間の路線論争(民進党と時代力量)が影響したと説明されている。民進党で限ってみれば彼の支持率は36%、不支持が46%。時代力量は75%。統計を見る限りでは、全体の48%を占める中立及び無党派層の支持率の方が共に15%と低く、彼の低支持率に直結しているように見える。

しかし、第三勢力の支持率が皆低いかと言うと、宋楚瑜という例外もいる。台湾省時代の好印象が大きい。蔡英文も敬意を払う; APECにも派遣された。

 

蔡英文政権について、政権の中枢にいる政治家の支持率は軒並み低迷しているが、年末の統一地方選挙まで粘ることが出来れば先が見えてくる。当然ではあるが、カギとなるのは内政; 改革を実行しつつ支持を得ることの難しさを実感しているに違いない。対米・対中関係という対処困難な仕事は半永続的に存在する; 大きく振り回されないことが重要であるが、失策のリスクも高く付いてくるので難しいところであろう。